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No. 382

神様のパズル

ふぅ……やっと1週間が終わりましたね。大学は3日しかありませんでしたが。

今日の複素解析学では、演習で1問発表をしました。こちらは発表も割かし気楽で助かります。僕はとても簡単な問題を他の人より早く見分けて発表しにいこうと必死でしたが、1番簡単なのとは行かずとも2番目ぐらいの問題に当たれたので、儲けものです。これで、あとは地道に出席してれば複素解析学の演習は単位が来ると思います(こっちも最低1回は発表するって条件があった)。

にしても、複素解析学は進むのが何か早く感じるなぁと思ってたら、もう11月の半ばに中間試験をするそうです。えーーーっ。まだ今日で講義3週目ですよ! まぁ、1日2コマあるからもう9時間も授業やってるっていえばそうなんですが。演習も入れたら13時間半ですが。そう考えると、授業の時間って結構長いですね。

集合と位相もがんばらなきゃ。宿題多いです。あと、授業のページになぜかyoutubeの動画のURLが貼り付けられているのを見つけました。昨日までなかったんだけど、なんなんだ……観てみたらエースコンバットのMADとかいうのだし……あの教官がやったとは思えないので、いたずらでしょうか。っていうか教官以外がいたずらできるページって一体ww

さて、久しぶりに本の感想。小説を読みました。神様のパズルという小説です。


神様のパズル

表紙は限りなくライトノベルですが、SFです。とはいってもなんか宇宙船に乗ったりコンピューターと戦ったりタイムリープしたりするようなSFではなく、ほとんど現代に近い大学物語です。

裏表紙を引用すると:

留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。僕は瑞穂と同じチームで、宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが……。第三回小松左京賞受賞作。

主人公の「綿さん」こと綿貫基一は、K大学理学部物理学科の、何のとりえもない4回生で、必修単位を落としてしまって留年の危機。何とか最後の一年は単位を揃えて卒論を書いて、就活もして卒業・就職を果たさなくてはなりません。なのにそこへきて、憧れの保積さんと同じゼミがいいというだけの理由で素粒子物理研究室を選んでしまったことが、この物語の発端です。

一方ヒロインの穂瑞沙羅華は天才美少女。まだ十六歳の沙羅華ですが、日本の素粒子研究の未来を担う加速器「むげん」の理論設計を作るなどしていて有名人。しかし本人は母親が精子バンクから買った遺伝子を基に生まれ、その後同年代の子供にも馴染めずに生きてきていて、精神的には年齢相応かあるいは、という感じ。ツンデレ。ツン度99%の。

このちぐはぐな2人が協力して「宇宙は作れるのか」という疑問の答えを見つけ出して、神様のパズルを解こう、というのが話の本筋です。

宇宙論と素粒子には多少(ホントに多少)興味があったので、途中で出てくる様々な専門用語も少しは理解できましたが、やっぱりそこら辺は難しかったかも。でも、わからなくても雰囲気は伝わってきます。

沙羅華が宇宙の謎、TOE(Theory Of Everything)を解き明かしていく過程はなかなかスリリングです。途中からは完全に著者の創作理論になるのですが、これがなかなか面白くて、少なくとも僕ぐらいまでの知識なら「なんか、ありそうかもっ」と思ってしまう内容です。ここらへんを読んでいる間はドキドキが止まりませんでした。

一方で、物理的な宇宙の謎を解き明かす話が前半のテーマなのに対し、後半はその先に何があるのかという話がメインになっています。むしろ、ストーリーとしてはこちらがクライマックスです。この過程で主人公がとっていく行動は「いいな」と思えるものだったりして、人間物語としてこちらは面白かったです。中盤からクライマックスはちょっと暗くて、盛り上がりには少し欠ける内容だったかもしれないけど、じわっと来る感じはなかなか良かったと思います。

挿絵のない小説は久しぶりに読んだ(wんですが、いやぁ、面白かったですね。SFはあんまり読んだことないのでSFとしての評価はよくわかりませんが、とにかく、興奮しましたw ちなみに2002年に単行本として出て、去年文庫化した本なので、もう5年前の作品なんですね~。来年、映画が公開されるそうです。見てみたいかも。Yahoo!コミックでコミカライズもされてるみたい。

で、これを読んで、「あぁ~物理もいいなぁ~」とか思ったりした僕はあまりにも分かり易すぎですw 前から素粒子と宇宙は、多少は興味のあった分野ですからね。理論物理の勉強もしてみようかなぁ~(安直

相対論とか量子論とか、何となくは知ってるけど中身全然ちゃんと知らないし数式の一個も読めない、って状態は何だか悔しいってのもあります。まぁ今はとりあえず目の前のノルマをクリアしていくことの方がはるかに先決なわけですが; とりあえずそれで余裕ができたら、ですね。

明日は台風が来るらしいです。いやだなぁ。

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 個人的にはなかなか頑張っていて好感が持てる。だけど、宇宙の創生という小難しいテーマに真正面から取り組んでいるため、この辺についていけないとかなり苦痛となる。よくこんな題材を映画にするなあと思うぞ。宇宙創生の理屈についていけない人に対するフォローがなっ...

朕竹林 ~ネットはテキストだ~

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